耐えに耐えてラスの話

麻雀がしょせん運ゲーですよ、というのは如何に技術を突き詰めようとも、実力ではどうしようもないことがあるからで。

Mリーグ・2022-2023シーズンの堀選手なども不調に陥ったわけだが、そもそも前シーズンは絶好調でかわして、かわして、アガりを拾って、単騎などもズバリ的中させて点数を稼いでいたのが、今期はサッパリ。

じゃあ堀選手の実力が落ちたのかといえば、そんなはずもない。何も変わってなどいない。前期と同じように冴えた打牌を見せていたのだが・・・。

 

渋川いわく、多井や堀は「耐えても、耐えても、いつか俺の番が来て勝てると思って打ってるのが凄いよね」ということ。確かにこの二人といえば不利なときは無理に押したりせずに慎重にオリる選択をしがちだ。

そして良い手が入ったときにはリーチや手役でアガって取り返す。そんなプレイスタイルが目に浮かぶ。

しかし、今期の堀はこれが全て空振り。リーチを打っても副露テンパイしても競り負け、園田の国士無双に振り込んでしまうシーンもあった。まぁ、今期はサクラナイツ全体がリーチ合戦で勝てていない印象があった。

 

堀のスタイルが正解か不正解か、というのは結局どっちでもなくて「運でしかない」というのが麻雀の行き着くところだ。耐え続けてもアガるところでアガれなければ勝てないし、耐える必要がないくらい手が入れば自然と勝てる。

それが麻雀なのだ。

東1~南4まで耐えに耐えても、一回もアガれる手牌とツモが来なかったら、何もしないままラスってしまう。自分がそれだけ悪いということは、他者はアガれる手牌が入ってる割合も高くなり、ポンポンリーチがかかってツモられる。

 

自分だけ加点が無いまま、ようやくリーチしたかと思えば振り込む側に回る。じゃあ、打たないのが正解かといえば、南4のオーラスで逆転できる手を打たないわけがない。

それまでオリていたら最初から参加せずにずっとツモ切りしていたって変わらない。

 

・参加できない麻雀に意味はあるのか

実際に座っていただけで四着を引かされることもある。どれだけ理不尽なのかと思わされるし、ゲームとして何も面白くない。

144手ほどをただオリているだけ。そのうえ負けにされる。

鳴いてアガりに向かえだの、無理にでもリーチしろだの、そういった声もあるかと思いますが。できるならやってるつーの。それは誰だってそう。

 

本当に何もできないままラスだけ引かされる時間。

無駄でしかない。

だから大半の人に「実力なんて関係ないゲーム」という判を押されてしまう。

 

オリてラスを引かされるだけの麻雀に意味なんてあるんですかね?

時間の無駄だった、以外に何かあるんですか?

何もないでしょ。

 

ゲーム展開を楽しんでいる面はあるけど、それもただ耐えているだけで自分は負かされる。それを普通は楽しいと思わない。

オリて凌いでいるのを楽しんでいられるのも南2くらいまで。

あとは他家がアガって自分がラスにされるのを眺めているだけのクソゲー

 

上振れ、下振れなんて存在しないって人もいますけどね、こんなのばっかり続いてるのに「下振れも無い」なんてあるわけないでしょ。上下振れが無いんだったら、魂天や天鳳位が8000pt溶かすとかないんですよ。

それが普通に起きるのが麻雀で、実力で防げないのが麻雀。

 

どのゲームでも負けてるときは楽しくないけどさー。麻雀は実力を発揮する暇もないから余計につまんないんだよなぁ・・・。