ぶっちゃけると 運 です。
とだけ言うと、そんなことあるかオマエとツッコミを貰うので説明はしましょう。
もちろん、まずは「魂天になる実力がある」という前提ありきです。そのうえで同じくらいの実力の持ち主でも魂天になれる人となれない人はいます。
Mリーグのドラフト選考会でも「この人は強い」「この人も強い」「みんな強い」「当たり前だけど弱い人なんていない」となるわけです。
でも勝ち上がってMリーガーになれるのは一人だけ。
じゃあ、その人がもう一度0から選考会をやって、同じように勝ち上がれるかといったら、途中でアッサリ負けることも十分に考えられる。
勝ち上がった実績がある人なのに、序盤でアッサリ負けて終わるかもしれない。そんなのおかしいと思うかもしれませんが、麻雀というのはそのくらいランダム性のほうが結果に影響しやすい遊戯なんです。
同じように一度魂天になった人でも、もう一度0からやって魂天になれるかは大分運に左右されます。「時間をかければいずれは魂天になれる」としても、その期間が一年だったり二年だったりしてもおかしくない。
雀豪や雀聖あたりでつまづいて、延々とポイントを増やしたり溶かしたりを繰り返すだけになることもあり得ます。
そうなると雀聖1~3の坂(ポイントを増やすことが難しくなる喩え)なんて転がり落ちるだけになります。
「ひたすら上振れを引き続ける」「それが数ヵ月続く」くらいの幸運に恵まれないとポイントを戻せないのです。
雀聖3で4500/9000ptスタートになるのですが、これを1000以下まで溶かすことは珍しくないです。そうなると「8000pt以上を盛る」という行為が必要になるわけで。
そんなの自力では到底無理なんですよ。
40連帯はし続けないといけない。その間に2~3回ラスっただけで振り出しに戻るのを繰り返す。2~3日鬼打ちしたところでどうにかレベルじゃなくなってくる。
牌譜屋のデータを見るとランキングでptを盛った順も見れるのですが、8000ptは上位0.00002%くらいです。
+6000ptでも相当な上振れでしょう。
まぁ、そのポイント近辺でやっている人からしてみれば、1000pt盛るのだって大変だというのは理解できます。
5000pt以上を、無傷のまま、連帯で盛るなんて、神の奇跡なんですよ。実力がどうこうという世界ではもうありません。
配信でもプロやMリーガーが雀豪や雀聖でつまづいていることもあります。でもね、そんなもんなんですよ。(言い方ァ!)
もうね、人智を超えてる。
・魂天になっても運次第では降格する
一度魂天になればそう簡単に降格はしない仕組みなのですが、魂天Lv1だけはヤヴァイです。正直、魂天2以上になってからは、落ちようが上がろうが大差ないです。
王座の特権を失うこともないし、雀力に影響するようなことも最早ありません。
しかし魂天1から雀聖3に落ちるのだけは本当に地獄。
それぐらい雀聖1~3のほうが地獄なんです。
正直、魂天1から雀聖3に落ちてリベンジできる人は相当です。
大体の人は雀聖坂で、何だったら豪になって玉の間で打つ時点で諦める人も多い。
そんな雀聖坂の3をもう一度やれなんて。渋川プロも「あれだけはもうやりたくないw」と言うほど。
神の奇跡がもう一度起こってくれと祈るしかない。
4500ptスタートでも、少し負けが込めば必要ポイントは6000pt、7000ptと増えていく。
そしてそれは普通に起こりえること・・・。
玉の間でラス率が常に20%を割っている仲林圭プロでさえ、雀聖3になってからはポイントを減らしている。
局収支、調整打点効率、諸々の数値はすべてプラスなのに、それなのにポイントは減っている。
なんかもう感覚的におかしくなってくるw
なんでこの成績でポイント減ってるの? ってなる。
おかしいんですよ、笑っちゃうくらいに。
フレンドでも「この人が魂天になるのは順当でしょ」という実力者の数名が、9000pt手前から降段する。Vや配信者でも同じく。
ただでさえ運ゲーの麻雀において、魂天になるのはさらに運の廃エンドコンテンツ!
あるソシャゲで「運ゲーに運ゲーを重ねるな」とユーザーが切れていたのを見ましたが、雀聖坂はまさにそれですね。
まぁ麻雀の段位戦そのものに言えますが・・・。
以前から推奨していますが、余暇を過ごすために充実感などを求めるのであれば、別のゲームをやったほうが絶対にいいです。
麻雀の段位戦は運比べするだけになるので。精神が安定なんてしませんから。
つっても、こんなのはパチンカスに「そのお金で美味しいもの食べたほうが幸せだよ」って言うようなモンですが!
創作漫画です。伝わらなくても大丈夫です。 pic.twitter.com/KUmbpqjyJQ
— 邑田 (@murata116) 2023年6月27日