結局ただの運だった話

雀聖昇段戦!とか魂天昇段戦!なんてのを見かけることがありますが、まぁ見ていても「なんだ結局ただ運が良かっただけか・・・」となってしまうことは多々あって。

魂天直前から聖まで落ちて、そのまま雀魂やらなくなる配信者とか、聖3で原点割っただけでもプレイしなくなる人は多い。

まぁ実際に「聖3までストレートに来ました!」なんて楽勝ムードでも、そこからズルズル落ちるだけなんてのもよくある光景で。

 

結局は雀士から雀聖まで上振れを引いていただけなんだなと。で、実際に聖3から魂天になるのに5000ptくらい必要なんですが、それ単体で見ても相当に長期的な上振れが必要なんですね。

ましてや聖3坂になると「ラス回避して耐えてる」なんてレベルじゃ足りないので、トップも取っていかないと、1ラスしたら、2トップは必要になる。

そのくせ簡単にラスる。

 

どうやっても上振れを引き続けないとポイントプラスなんて程遠い。

聖3になれる人物の実力なんてもはや疑いようがないです。それでも実力ではどうしようもない。「待ち牌これだな」「これ絶対に切れない」「もう押せない」と判断は全部合ってるのに、何もできずにラスだけ引き続ける。

「押さないともう負けちゃう」「これ勝負しないと後がない」と勝負どころが判っていてもどうにもできない運次第。

 

見ていて気の毒になるレベル。

「こんだけ上手い人でもこうなっちゃうモンなのか」と、多くのプロからV配信者まで見ていても思う。

麻雀が「素人でも簡単にプロに勝てるゲーム」というのがよくわかる。そんなゲーム性で収支をプラスにし続けるというのは、もはやかなりマゾスティックな行為だと思う。

 

まぁそれが半分仕事になっている配信者なんかは好きなだけやってくれと思いますけど。プロにしたって、そんなことしている暇があったらゲストや講習会の仕事でも入れたほうが収益的にはマシだろうなと。
(あさぴんやないおとん級だったら配信も興味出るけど)

趣味でやるゲーム配信も自分の好きなタイトルを遊んだほうが余暇の過ごし方としては良い面もあると思う。

麻雀Vとか一部の配信者はもう義務的にやっているところもありますが・・・。

 

勝ったり負けたりを繰り返しても楽しんでいる人もいるんですが、それでもやっぱり負けてグギギ…!となる人も少なくないので、それで荒れたり、凹んだりしているのを見るのは視聴者側としても辛いのですが、それが運次第なのだからどうにもならない。

どれだけ実力のある人が打っていようと理不尽な目には遭う。

魂天配信もディレイがあるからイマイチ盛り上がれないし、コンテンツとしては魂天になったら終了感が出るところもある。

 

某Vなんかは麻雀には手を出さないというところもあって、時間効率が悪いうえに参加型も回転が悪い。すでに覇権Vやプロもいて、参入しても旨みが無い。ということらしい。

カジュアルゲーなので間口は広いが、それだって麻雀にこだわる必要はない。別の流行のゲームをやったって同じこと。

麻雀のネット人気の発展はあと2~3年が限度かなという気もする。あとは面子も固定化されて、見る人も決まってきて、新規参入が減って、定番ジャンルのひとつとして落ち着く代わりに、最盛期の雰囲気は失われていくかなと。

 

それにしても天鳳から数十年経って、MリーグやV配信という新しい形で世間に注目されるとは思っていなかったので、喜ばしいことなんですが。

ぼちぼち行き詰まりも出てきているなと感じる昨今です。