AIとの対戦の概念の話

昔はチェスや将棋でも「人類はAIに負けるな!がんばれ!」といった考え方が主流でした。しかし今では「人類がAIに勝つのは難しい」というのが結論づけられているでしょう。 将棋における人間とAIの戦いである電王戦も2010年頃には正着で勝つようなパターンは…

ランクマの悩みはどこも同じなんだなぁ…の話

麻雀でも「牌での会話」と言われますが、下家へのアシストであるとか、ラス回避の差し込みとか。 そういったものは「相手にある程度以上の実力があるから出来る会話(意思疎通)」なんですね。 そして、それは協力プレイの他にも手牌読みだとか打点読みにも…

守備の選択肢の話

バスケットの動画で興味深いものがあったので、ストリートバスケで活躍するプレイヤーとGリーグで活躍するプロの1on1対決。 youtu.be 途中の細かいテクニック紹介はさておき、プロ側の選手は3:30付近で「(ストリートプレイヤーの彼は)ミドルレンジ以上のシ…

その選択は流されてない?の話

人と人の間で生きるから「人間」と書く、という話。 集団で生きる以上はどこかしらで他者と関わって生きることになり、結果として協調性とか調和というものが重要になってくる。 ただ、そのために「他人を気にしすぎて、自分の選択を曲げている」という現象…

勝負事の押し引きとは?の話

毎度言っていることですが、勝負事において「押し引き」という概念は常にあります。ただし、それが概念化や言語化されているのは麻雀における「押し引き」というものだけであるように思います。 ですが、勝負師であれば「それ」が存在しているのは理解してい…

麻雀における偵察の話

対戦相手の戦力を把握するために事前に偵察をする話。 正直、短期決戦の大会などでは殆ど意味がないです。 例えば魂天や天鳳位やトッププロだとしても「当日の運次第」以上も以下もありません。局ごとの配牌や自摸のほうが結果に大きく影響します。当人の実…

深掘りの話

当ブログでよく言う「微差」「超微差」の話。 初中級者はあまり掘り下げる意味が無いとも言われる部分。 基本から外れる部分でもあるため、基礎を学んでいる段階では教わるべきではないとされる戦術の類。 しかし、いずれは限界を迎えて「いや、このシチュエ…

ストイックな戦いが出来ているかの話

麻雀というのは究極的にはギャンブルである。 仮に全員がまったくのミスも裏目も無く打ったとしたら「配牌と自摸が良いプレイヤーが勝つ」だけのゲームになることは理解できるだろう。 実力があるから他人よりもランダム要素が有利に働くなどということはな…

麻雀にスーパープレイは無い話

まぁ、これを言うとスポーツでも何でもスーパープレイって基本的には無いものと考えるんですよね。 無いものとしてプレーした結果、結果として「スーパープレイになった」はあるんですよ。 今回この記事を書こうと思ったのは「麻雀でスーパープレイをしよう…

三人麻雀と四人麻雀はどちらが運ゲーかの話

「サンマとヨンマはどっちが運ゲーか?(実力ゲーか)」 検索するとこの内容で記事を書いているブログも多いのだが、私は今までこれを疑問に思ったことがなかった。今回フレンド達とこの話題になったときに「サンマのほうがこうだ」「ヨンマのほうがあーだ」…

ネトマでラス回避は勝ちの話

「ラス回避は勝ち」 というのはネット麻雀をやるうえで聞かされる言葉ですが、そうは言っても2着や3着ばかりでは勝った気になれない・・・そういう人達に贈る言葉。 「トップ2回分と同価値」 こう聞くとメチャクチャえらい気がしてきませんか? 三着でもト…

根拠のないセオリーとかの話

野球で「2ストライクの後に、一球外して勝負する」というのがセオリーとしてあるのですが、これは統計的には全く根拠がない戦術なのだそうです。 そもそもバッターカウント2-0はピッチャーが圧倒的に有利な状況であり、そこからわざわざ相手に1ボール与えて2…

ラス回避麻雀でトップ取りを狙ってはいけない理由

絶対にトップを狙うなというわけではないですが、「トップ取り」と「ラス回避」ではラス回避麻雀のほうが選べる選択肢が多いです。 トップ取りというのはダントツで守る側でもない限りは基本的に「高打点で点数を稼ぎに行く」という追う側の立場になります。…

そんなの来るわけないやろの話

追い詰められたときには見た目で残り一枚の牌でも希望にすがるしかないものですが、そうでないときは確率に従って枚数で選ぶのも正解。 このあたりも押し引きの一種で、自分の手が安いのに聴牌に真っすぐ向かうか、それとも高めになる三色などの手役や、ドラ…

格ゲーのモダンの話

格闘ゲームには最近「ボタンひとつで必殺技が出る」というモードがあるんですが、この機能自体はたぶん2000年代の頃から家庭用ゲームにはありました。 ただそれでネット対戦までできるようになったので話題になってきているというか。例えばKOF15だと〇ボタ…

打牌批判の話をするなよの延長上の話

お前この話、何回こするねん。ってタイトルなんですが。ふと見た格闘ゲーマーの切り抜きが知見に溢れていたので紹介しようかと。 youtu.be 「ムカツクもの(ゲーム)には中毒性がある」 これはわかるw 基本やっぱり思い通りにいくものって一過性の楽しみは…

麻雀に選択肢が無い話の選択肢の違いの話

ややこしいタイトルですが。 A:「麻雀は選択肢が少ないゲームだ」と言うこともあれば、 B:「麻雀は選択に気づけるかのゲームだ」と言うこともある当ブログ。 ここで言っている「選択肢」はそれぞれ別のことなのだということをABそれぞれ解説しておこうかな…

抽選率の低いゲーム

麻雀というゲームは常に1対3の戦いと言っても過言ではない。ゆえに自分が活躍できる可能性は常に25%、さらに流局といった無効な局を含めるとゲームへの参加率自体が20%程度にまで落ちる。 これまでも何度か記事にしている内容だが、麻雀というゲームはプレ…

成功体験の話

前回の山読みの話。よく実況解説でも「七対子が好きか嫌いか」というのが話題にあがります。つい先日のMリーグでも話題になっていましたが、これとセットで語られるのが「山読み」の話。 七対子が得意な土田プロなどは暗刻手も得意としていて、四暗刻狙いの…

山読み手牌読みの話

上級卓になると平面的な何切るやベタオリでは差がつかなくなってくるため、読みによる差が開いていくとされます。 実際にそれはあると思いますが、そもそも読み自体が不確かなものに過ぎないので結局は打点も含めて押し引きの材料にしかなりません。 加えて…

麻雀を楽しんでいるか?の話

MZM(モンスターズメイト)の雑談動画が好きなのだが、そこに天開司も登場する。 動画内で何がとは言わないが「ゲームは楽しむためのものだから…!」と語るテンツ。 当ブログでは麻雀をメインに管を巻いているが、どのゲームにしても皆さん楽しめているだろ…

才能が無くても、の話

麻雀はカジュアルなゲームであるからこそ、他の競技ほど天賦の才が必要になるということもない。 堀慎吾が鈴木たろうに憧れてプロ入りし、「こんなすごい人がいるのかと思ったら二年くらいで追いついちゃった…w」と冗談めいて語っていた。 初中級者向けの麻…

打牌批判をするなよの話3

youtu.be 神域リーグ主催者の天開司が出場を辞退して、実況など運営に専念することを決めた。 まぁ、その理由として「打牌批判を見続けてモチベーションを保てない」ということだった。 上の動画を見ると「ネタにしただけちゃうんか!すでに実況運営に専念す…

まやかしの話

最近、身の回りで耳にする麻雀の話題がオカルト染みていたのですが、「そんなのただの偶然だろう」ということでも必然性をもって起きると信じてしまうのが人間というもの。 麻雀は約8割が運で、残り2割程度が実力だとされる。人によっては7:3ということもあ…

選択肢の話

麻雀以外のゲームでも「選択や可能性に気づける」というのは慧眼*があると言えます。(*けいがん:物事の本質を見抜く洞察力、将来を見通す力) わずかな可能性にも思考が届き「もしかしたら~かもしれない」「まだ~と言えるかもしれない」。こういったレア…

回したりコネたりする話

大会予選や東風戦といった短期戦をしていると特に感じるのですが、そもそも手なりで聴牌即リーを打つのがメチャクチャ強い。それでも大体はツモ裏1で満貫だとか、それ以外でも8000や12000がバンバン飛び出してくる。 でもある程度以上の上級卓になるとそうい…

正気を失わない狂人の話

世のギャンブラーを見ていて滑稽に思ってしまうことは、「俺は強い」とか「自分なら勝てる」と思っているところです。 それはただの運でしかなくて、たまたま連勝や大勝が続いていたとしても、それは運が良かっただけで実力とか技術ではないのです。 しかし…

麻雀というゲームをやる価値

最近は朝も寒いので布団から出るのに難儀する時期です。朝は起きるとエアコンを起動して、部屋が暖まるまでスマホを弄って布団の中で過ごします。そんなときに麻雀をするのですが、朝起きて冴えた頭でプレイすると「いや、こんな運ゲーに時間使ってるなら起…

ビーストジャパンの初シーズンが厳しい話

チーム時事情は知らないので野次馬が好き勝手言っているだけの記事になるが、ビーストジャパンの初年度は厳しい展開になっている。 全選手がMリーグ初舞台であれば、打牌選択からバランス調整まで上手くいかないことはあるだろう。入れ替えで入った新人選手…

点数を取れるときに取らないと勝てない話

Mリーガーとプロ野球選手での麻雀交流会がAbemaTVで年始に開催されたのですが、まぁ野球選手のほうは手順や押し引きに不味い点が多かったものの、それでも結果としてはプロ達を相手に互角以上の戦いを見せた催し。 手順的に選手たちが間違った打牌をしても、…