2023-01-01から1年間の記事一覧

時代から消えていく話

この世に生まれ落ちてから時代と共に歩むうちに、若い頃というのはまさに若者のために世界が動いていると感じることがある。 これからのために進む学問や研究があり、科学や医療がある。より良い生活や商品が自分たちのために出されているように感じる。 実…

戦術の移り変わりとマウントの話

このブログも自戒するところはあるのですが、戦術というのは時代と共に移り変わるものですし、特に現代では検証の結果として過去に良いとされていたものが再び覆るということもあり得ます。 特に統計や確率に基づいた戦術というのはここ十数年で登場し、発展…

麻雀で負けて一番嫌な展開の話

負けても納得のいく一戦というものもあると思います。最後まで競っていた勝負であるとか、逆転の一手が届かなかったオーラスであるとか。あるいは自分のミスや選択違いで負けると誰のせいにもできない思いがあります。 しかし、どうしても納得のいかないラス…

たぶんまた同じ話の話

少し前の記事で九種九牌で良い手が流されて終わってしまう話を書いたが、続けて自分の良い手がそれよりも早い手で流されたり、逆にさらに自分よりも高い手が出てきて終わってしまう局もある。 結局、麻雀というのは先にアガりを掴むほうが勝ちなのであって、…

押し引きの無い麻雀が何故うすっぺらいかの話

麻雀の本質は点数のやり取りにあって、こう来たらこうアガる。こう来たらこうかわす。というのは基本的な技術のひとつに過ぎない。 それらを駆使して点数のやり取りに凌ぎを削るのが、ひとつ麻雀の醍醐味といえる。 上級者の一人の「アガるだけの麻雀を打つ…

他のゲームでの運ゲーの話

古今東西ある数多のゲームにおいて「ランダム要素」「運要素」というのはエキサイティングな要素のひとつとして取り入れられていることが多いです。 有名なビデオゲーム「桃太郎電鉄」もすごろくの要素をベースに、バランス調整は「麻雀をアイデアにした」と…

クソゲーの話

麻雀のことを常々「運ゲー」だと言っていますが、それはマイルドな表現で実際には「クソゲー」と言いたくなることもしばしばあります。 他のソシャゲやオンラインゲームをやっていても「クソゲーだな」と感じる瞬間は多々あります。そのほとんどは「プレイン…

CPU戦で感じた運ゲーの話

麻雀や将棋もアプリが増えてきていますが、アプリ内にはチュートリアルや初心者向けのCPU戦なんかが用意されています。で、将棋と麻雀のCPU戦を比較すると、やっぱり明らかに「麻雀のほうが運ゲーだな」と痛感します。 どちらもかなり初歩的なAIになっている…

舐める舐めないの話

私は昔からこの「舐める」というのが解らないのですが、概念としては理解していても「それが勝負に何か関係ある?」という考えしかありません。 ・相手のことを舐めていたら入るシュートが入らなくなるのか? ・相手に舐められたらルールで認められているこ…

勝負手が流される話

直近で「配牌ドラドラ赤、ピンフ系で絶好だな~~」という手牌が3回も4回も九種九牌で流されて、しかもサンマならまだしもヨンマでそんなことそうそう起きるかという。 で、そうなるとまぁ勝てないわけですよ。 要は勝負手をノミ手で流されるのと一緒で自分…

実力勝負にならない麻雀の話

麻雀は運ゲーなのですが、だとしても実力が出る部分はあるわけです。 それが手順だったり、手牌や山読みだったり、守備だったり、押し引きだったりするわけですが・・・。 これらが無いほど運ゲーに寄ります。 つまり実力が無い人ほど運ゲーをするだけのゲー…

麻雀のツイてないがどこに集約されるかの話

何事も「ツイてないなぁ~」ということはあります。 こと麻雀においては日常茶飯事。親の顔より見た光景。 しかし麻雀において「ツイてない」というのはどこに集約されるのか。 ・裏目を引いてしまった ・ラスを引いてしまった ・放銃してしまった ・アガれ…

押し引きを知るのが中級者以上になる話

「押し引き」というのは麻雀用語だけではなく、わりと広く一般的な用語であると思っています。 それというのも基本的に押し引きというのは「その場の状況に対して押すか引くか」という状況判断を表した言葉で、特に麻雀に特化した言葉でもないと考えるからで…

アプリとかゲームとかの話

スイカゲームが流行っている昨今ですが、あれを見ていると非常に麻雀に似たものを感じます。状況判断を含めた押し引きと運次第のツモゲー。 実際に麻雀配信者や経験者がプレイしていると「ツモが悪いよ~」であるとか「ここでこんなの引くかね」といった麻雀…

卓上遊戯と賭博の話

将棋囲碁チェス麻雀と、卓上遊戯には常に賭博行為が付きものである。 個人間の軽微なものもあれば、碁会所や雀荘のような店ぐるみで行っている場合もあり、ときには刑法185条により賭博行為の取り締まりを受けることもある。 日本は基本的に民営によるギャン…

押し引きの評価が最終的に高くなる話

例えば「小説を書くこと」が、言葉や文章を扱う上で高等な総合技術だとして、単語や文法の用い方などは基礎でしかない。 逆に単語や文法にいかに詳しくても、小説を書くという総合的な技術に昇華できなければ宝の持ち腐れ(小説を書くという目標に対して)に…

ノー和了ノー放銃ラスの話

「麻雀は実力ゲーだ」なんて言う人は、一回もアガらずに勝てるのかという話。 絶対に不可能な話です。まぁ、天和をアガるよりもさらに低確率でそんなことが起きることもあるかもしれませんが、おそらく麻雀史上一度も無いでしょう。 半荘戦であれば必ず誰か…

麻雀の体感で学ぶ部分の話

何事も知識だけではなく、体験として「このくらいだな」というのは必要になる。 逆に体験があって、後から知識を得ても「そのくらいだな」という学びになる。 麻雀でも統計と確率で「このくらい」と提示されても、自分の体感として「このくらいか」というの…

それは実力ではないですよの話

ちょうどここ最近のMリーグで瑞原、茅森、東城と立て続けに「リーチしては放銃に回ってハコシタ」という展開を目にしたのですが。 和了した側の視点でいえば「運が良かった」以外に言うことは無いんですね。 だってリーチされた後に当たり牌も掴まず、危険牌…

オカルトをメンタル処方する人の話

筆者自身は非オカルト派なので、そもそも幽霊だとか超自然的なパワーなんてものも信じていないのですが、麻雀のオカルトについても同様。信じてはいません。というか信じる理由がありません。 もし「5巡目の牌は勝負に関わる牌だ」なんてオカルトを言われた…

トップ取り麻雀とラス回避麻雀は両立する話

南2~3局で、得点が以下のような配分だったとする。 東 29000 南 27000 西 26000 北 18000(自分) このときに「ラス回避麻雀だからトップ狙いはしなくていい」となるだろうか? もちろん状況によってはアガりの難しい12000点を…

麻雀界に絶対王者がいないのは正直なことだと思った話

最近ちょっとここ十数年の麻雀界を振り返ることが多かったが、常々「麻雀に絶対王者がいないのは運ゲーの証だよね」という話。何となくマイナスイメージに捉えられるかもしれないが、これは実際には良いことだと思う。 麻雀とは「絶対の勝者はいないのが当た…

麻雀本と昔の自称プロの話

麻雀本を読んで勉強しようと思ったときに、どういう本を読めばいいのかという話。 初心者ならまずはルールブック。 ゲームの進め方、手役の作り方、点数の計算(符計算はまぁ後回しで…)、マナーなどを学べる。このあたりをざっくりと紹介した本は珍しくない…

ラス回避麻雀なのにトップ取りする人がいるとメチャクチャになる話

これもすでに何度かテーマとして書いている内容なのだが、ネット麻雀は基本的に「ラス回避」に重点が置かれる。いわゆるウマオカによるポイントのマイナスが、ラスが最も大きく、1~3着はどれでもいいレベル。 トップを取ったところで一度でもラスってしま…

流れ信者も確率信者もの話

いわゆるオカルト扱いされる「流れ」といった派閥と、統計などを基に確率で考える理論的な派閥。 対照的に語れる両者だがその実、どちらも同じようなものでしかないのではないか? と思ってしまったのだ。 流れ派が「この試合の流れは決まっちゃいましたね」…

オカルト信仰と根拠のない説の話

麻雀は偶然が起きやすいので、オカルトにこじつけやすい。 これも何度か記事にしているのですが、巷でも「根拠は無いけれど広まっている説」というものは実に多いものです。 後にそれが科学的な検証が為されて「効果なし」と実証されたりね。 ちなみに麻雀業…

戦術の流行り廃りの話

麻雀の選択というのはいつも言っているように「どれも当たりもすればハズレもする」というものだ。 スタイルひとつとっても、リーチ型が上手くいくこともあれば、副露型が上手くいくこともあるし、手役型が上手くいくこともある。 それは結果としてどれもあ…

基礎の話

私がゲーム制作を学んでいた頃の成果物を時系列で見ると、「予備動作」という概念を知ってから急にアニメーションがマシになっている。 「こうすれば必ずうまくいく」は詐欺だが、「これをすれば必ずマシになる」というテクニックはあるね。それを基礎という…

入り込みすぎる話

麻雀に限らず将棋や囲碁などでもあるヒューマンエラーの一手。 Mリーグでも別の牌を切ってリーチをかけてノーテンリーチにしてしまうなど、人為的なミスは稀に起きる。 ネット麻雀でも同じような打牌ミスは度々発生する。エイムミスのような打牌ではなく、自…

ミスと裏目は違う話

よく言っている「20%と30%の選択なら、どちらも当たりもすればハズレもする」という話。 これが「裏目」の話で、「ミス」の話は6789から、特に理由なく6を切って赤5の受け入れを消してしまった、といった類のものだろう。 これも麻雀のようなランダム…