地蔵ラスにも2種類・・・!

私が言われていたのは・・・!

おそらく・・・

 

『それでも街は廻っている』の定番ネタ。

それはともかく、地蔵ラスといえば守備的に打ちすぎたゆえに何もできずにラスってしまう現象の喩え。おそらく使う中には揶揄した表現もあるでしょう。

 

「あいつはビビりすぎて地蔵ラスばかりだ、度胸が無い」なんて具合に。

たぶんなんですけど、上手い人はこの表現で地蔵ラスって使うことがないと思うんですよ。

だってベストを尽くしたとしても、「何もできないラス」なんて当たり前にあるじゃないですか。

 

「あそこで勝負すればよかったんだよ」なんてのは無責任な外野の言葉です。

 

スポーツでも仕事でも何でもそういう人はいます。いわゆる素人がいっちょ噛みしてくるアレです。まぁ、野次馬なんて好き勝手いうものなので、それはもう仕方が無いんですが。

そういう人に従って失敗すると「だからやめろって言ったじゃねえか」とか言ってきます。100%そうです。だから無責任な外野の言葉なんです。

その道のプロというのは結果に関わらず自分の信念を貫くときがあります。それで失敗したって悪いのは自分だと思えば、誰のせいにもできない。それでいいんです。

 

どんな分野でも上級者はそれをわかっています。だから人の選択にアレコレ言わないし、野次を飛ばすなんてもってのほかです。

成功すれば拍手を送り、失敗したら励ます。それが普通です。

「地蔵ラスなんて情けない・・・」とかいうのは観客以下です。野次馬です。

よくある「俺は客だぞ!」って暴れる人間に、「お前は客じゃねえよ!警察呼ぶぞ!出ていけ!」ってやつですね。

 

野次馬側というのは非常にラクです。それが娯楽になっていますし、自分は何もしなくて済みます。試合のためにトレーニングしたり練習することはありません。会場まで行ったり、あるいはテレビの前で難癖つけているだけです。

よくあるテレビに文句たれてる親父像ですね。

アホだし情けないしみっともないんですが、娯楽としては非常に享受されやすい。大谷やイチローに向かって「何やってんだヘタクソ!」とか言う。よく言えたモンだなと、普通の人なら呆れるでしょう。

 

野球の球場なんかでも酒を呑んでネット裏で審判や選手に野次を飛ばしているオッサンがいるんですが、ああいうのと一生懸命に声援を飛ばして応援している人って同じだと思います? 鳴り物を合わせたり、吹奏楽チャンタなどの演奏をしている人達と同じではないんですよ。インターネットの荒らしと同じです。

昔は野次飛ばすのも面白さのひとつみたいに言われていた時代がありましたけど、今はもうね・・・。

Mリーグのコメント欄なんかにもいっぱい湧くんですが、やっぱりそういうのは無くならないんだな、と思います。