ドマ式麻雀が不正だらけだった話

結論から述べると「レーティング2000で貰える称号を目当てに、サブ垢で同卓するのが普通」ということらしい。

もちろん打っていても普通なことは多いが、人が少なくマッチングに時間がかかるためサブ垢で同卓は簡単にできてしまう仕様になっている。

サブ垢でなくともコミュニティ内で通話ツールを使いながら数人で同卓してのコンビ打ちも容易だろう。

 

またミニゲームであるため通報してもペナルティやアカウント停止といった処置が取られることがない。どれだけ不正をしてもスルーされている状況が何年も続いている。

また牌譜も見れないため不自然な打牌があったところで確認のしようもない。ゲームのメインはRPGであって、麻雀はオマケ要素でしかないのだから仕方がないとはいえ残念である。

 

・過疎の麻雀ゲームは常に不正の温床

過去には天鳳でも雀魂でも不正は確認されている。ネット麻雀においてサブ垢やコンビ打ちといった不正は常套手段なのだ。

とはいえ、わざわざFF14ミニゲームでやっている人間がいるとは思っていなかったが、称号などが目当てであれば一時的であれ効率的なプレイのために手を出すプレイヤーはいるだろう。

 

雀魂や天鳳はプレイ人口自体は多いが、こういった手段はサービス開始直後に多い。まだ人が少なく同卓しやすいうちに昇段して、さらに人の少ない上位卓へといち早く駆け上る。

そのうえで人の少ない最上位卓などで不正な同卓を繰り返すのだ。こうすることで簡単に天鳳位や魂天になることができる。これは人口が増えると逆に難しくなる。そのためわざと人の少ない最上位卓の東風戦などでやっているプレイヤーもいた。

 

「麻雀一番街」というアプリでもこういった話は尽きない。過去に私も同卓者が「放銃率40%、4位率100%」というアカウントと同卓した。おそらく同卓した誰かのサブ垢だったのだろう。

雀魂の場合は「牌譜屋」という外部ツールのおかげでこういった不正を見抜きやすくなっているが、他の麻雀アプリは不正はまず見抜かれない。「怪しいな」と思っても証拠を掴むことはまず不可能だ。

 

天鳳の不正は対象者のファンが研究のために不正使用者のデータを解析したことで明らかになった。強い人だからと研究したらサブ垢で同卓させていただけだったというオチだ。なんとも残念な話である。

雀魂の初期にも同じようなケースがあり、これは後に牌譜屋が登場したことで不正が判明している。

 

イカサマをしてしまうのもわかる

イカサマを許容するわけでも擁護するわけでもないが、麻雀において「実力で勝てる」ということはない。80%以上は運でしかない。負けについても然りだ。

その中で確実なものは不正行為やイカサマしかないのである。

 

一昔前の麻雀マンガではイカサマをするのが当たり前だった。データ麻雀であるとか押し引きではなく、イカサマによって展開を変えるのが普通だ。

なぜそんな風になってしまうのかと言えば、言うまでもなく麻雀の結果は運によるものだからである。イカサマをせずに普通に打っていたら勝てるわけがないのだ。

イカサマというのは麻雀において「実力で物事を変える方法」といって過言ではない。

 

素直に運ゲーしていたところで安定した勝ちなど訪れないことを知っているからこそ、過去に多くのものがイカサマや不正に手を染めたのである。

個人技からコンビ打ち、店員を巻き込んでの壁役などなど、人間がルールの抜け道を考える逞しさは本当にすごい。ネット麻雀であってもそれは同義だ。

 

・ドマ式麻雀の主な不正方法

主に朝や深夜の人が少ない時間帯に「半荘卓」でサブ垢と同時に募集をかける。このときに複数のサブ垢と同卓できたら成功。そうでない場合はキャンセルして卓を蹴る。

人が少ない時間帯の募集は長時間1,2名で待機状態になることがザラで、そこを狙ってサブ垢と同卓はかなり狙いやすいといえる。

 

私が普通に打った場合の半荘のラス率は20%程度(初心者相手なら15%程度)だが、ドマ式では半荘のほうが逆連帯しやすいというおかしな状況に何度も遭った。東風でレーティングが2000近くまでいったのに、半荘のほうが成績を落とすというのは考えにくい。

注意して見ているとリーチの一発目に振り込みが多発したり、アシストする状況でもないのにポンチーロンと簡単にアガられてしまったり、何だかモヤモヤする展開が少なくない。

 

21-00時あたりの人が多い時間帯に東風戦で打つと普通なのだが、それ以外の時間ではおかしなくらい勝てないことが連続した。単に下振れを引いただけかと思っていたが、サブ垢プレイをしていると聞かされて何となく、人の少ない時間帯に打つのはやめようと思ったのだった。(特に半荘卓は誰も来ない理由が判った気がした)