FF14ではオンラインゲーム内でミニゲームとして麻雀を遊ぶことができる。NPCとの対戦から対人戦までこなせる。ネット麻雀のUIとしては二世代ほど前のデザインだが、十分に遊べるクオリティとなっている。FF好きの麻雀打ちの中にも強者がおり、配信などでも度々話題になっている。
そのため今回、自分が「麻雀のためだけにFF14を始める」ということを始めてみたのだが、RTAにしても参考にしやすいフローチャートがパッと出てこなかったので、「麻雀を始めるまでのフローチャート」を作っておこうと考えた。
・ゲームのダウンロード
https://www.finalfantasyxiv.com/freetrial/
PS4版、Steam版いずれも麻雀を打つまでのプレイは無料版で可能。「無料版(フリートライアル)」と書かれている物をダウンロードすれば開始できる。総容量は60GBほど。
PC版は途中でパッチのDL中にインストーラーが強制終了することがあるが、Steamから再起動すればDLやインストールは前回の続きから始まる。
ちなみにプレイはコントローラーでもマウスとキーボードでも、どちらでも可能になっている。慣れているほうでプレイできる。麻雀を打つのであればマウスがやりやすい。
・スクウェアエニックスのアカウントを作っておく
https://secure.square-enix.com/account/
オンラインゲームで個別のIDが必要になるため、サイトへの登録が必要になる。スマホのソシャゲなどで、すでにアカウントがある場合はそれを使用できる。
ゲーム開始時に「ワンタイムパスワード」を要求されるが、最初のうちは無記入で進めてしまって構わない。
セキュリティとしてワンタイムパスワードが必要な場合は、スマホの無料アプリで取得しておくと良いだろう。スクエニ公式から表示デバイスを送ってもらうこともできる。(こちらは送料など有料)
・ゲームを開始してサーバーを選択する
https://jp.finalfantasyxiv.com/lodestone/worldstatus/
サーバーはまず大きく「アジア、北米、欧州、オセアニア」の5つに分類。
そこからさらに細かく分類されている。
アジアサーバーは「Elemental」「Gaia」「Mana」「Meteor」の4つ。
以下の細かい区分はどこを選んでも変わりない。また後からサーバーを移動することも一応は可能となっている。
居住地域に合わせて選択するほうがゲーム内のラグが無くなる。日本であればアジアでよい。他のプレイヤーもアジアであれば日本人が多くなるだろう。
他のゲームではアジアサーバーだと中国プレイヤーがチートツールを多用したり、サーバーにDos攻撃をしかけて負荷をかけたりする行為が目立つが、FF14に至ってはそういったことは起きていないようだ。
いわゆる「過疎サーバー」と呼ばれる、人が少ないサーバーでは麻雀の対戦でマッチングしにくいといったことが考えられる。その点でも日本人プレイヤーが多いアジアサーバーを基準にしたほうがいいだろう。
北米や欧州の麻雀プレイヤーも存在するが、FF14内に絞るとさらに数は少なくなる。
・キャラクターメイキング
キャラクターの見た目と初期能力。麻雀を打つだけが目的で、特にこだわりが無ければデフォルトのまま進めてしまって構わない。最低限のイベントバトルをこなすだけであれば、能力や守護神などはさほど影響しない。
・ゲームのメインクエストを進める
チュートリアルに従って「モモディ」から受けるメインクエストを進めていく。ここは普通にゲームを楽しもう。イベントやムービを挟みつつ、バトルもある。
イベントバトルは全滅しても難易度を下げて再開できるため、物語を進めたいだけであれば全滅は気にせずどんどん進めてしまって構わない。
またクエストの消化で経験値を取得してレベルアップ、報酬として装備も手に入る、などメインクエストを進めるだけで必要なものは手に入っていくので、余計なバトルやサブクエストをする必要はない。
マップ上でメインクエストのアイコンを頼りに移動しよう。
・ウルダハ地方スタートのフローチャート
1:砂の都ウルダハへ
2:冒険者への手引き
3:ウルダハ操車庫へ
4:美味しい差し入れ
5:ササガン大王樹の下で
6:御礼品は予約品
7:戦場の備え
8:迷惑な鉱石マニア
9:成功の表と裏
10:ホライズンへ
11:宝石商の憂鬱
12:ナナシャマラカイトを取り戻せ!
13:五月蠅いヤツら
14:貧民街の連隊長
15:その男 サー・キヴロン
16:受け継がれる護身刀
17:足跡の谷へ
18:酒のサカナ求む
19:正義を銅の刃に宿し
20:落日の銀冑団
21:至宝の影で蠢く闇
22:晩餐会に備えて
23:王宮の晩餐会
24:海都と森都と
ここまでメインクエストをクリアすることで条件を満たすことができるようになる。慣れていれば3時間ほどだろうが、操作やマップに慣れていない段階であれば6時間ほどかかるだろう。
麻雀を開始するには「クラスレベルを15にする」という条件があるが、これはメインクエストをここまでクリアした時点で達成されているだろう。足りない場合は何かしら適当なクエストこなすのがいい。
・ゴールドソーサーへ移動する
ウルダハのナル回廊前に「羽振りの良い若者」が新たに発生している。彼からサブクエスト「いざ魅惑の遊技場へ」を受注する。
気前の良い若者がゴールドソーサー行きの飛空艇チケットをタダでくれるので、それを持って飛空艇の発着場から移動するだけ。
・レウェナから「いざ囲まんドマ式麻雀」を受注する
ゴールドソーサーに着いたらロビーにいる「レウェナ」というキャラクターから「いざ囲まんドマ式麻雀」というサブクエストを受注する。これにより2階フロアにある雀卓で麻雀を打てるようになる。
・対人戦は別メニューから
マップ上の雀卓オブジェクトはNPCとの対戦になるだけで、対人戦はできない。対人戦はメニュー上の別タブから行う必要がある。
コンテンツ情報から
コンテンツファインダーを選択
段位戦にチェックを付けて「参加」を申請することで対人戦のマッチング待機状態になる。
マッチング速度は通常の麻雀アプリに比べれば若干は過疎状態である。
それでも昼間でも卓が立つくらいには人が居る。
なお同じサーバー内(Elementalなどの区分)であれば、他のマップからもマッチングするようである。Manaサーバー内であれば、ChokoboとTitanでのマッチングもする。
・牌表示やドラ表示を変更する
ドマ式の麻雀牌はデフォルトのままだと見づらいので麻雀に慣れているプレイヤーほど通常表示に変更したほうがいいだろう。
右下メニュータブから変更を行える。
マイキャラクターから「ゴールドソーサー」を選択。
「Mahjong(麻雀)」から「各種設定」を選ぶ
「古式麻雀牌」を選択することで通常の牌にすることができる。
ドラ表示牌も「一般表示」にするのがいいだろう。ドマ式は「ドラ牌そのもの」が表示される仕様のため、枚数の把握がしにくい。
・初段までやってみた感想
段位ポイント的にもかなり押しのトップ取りが有利で、レーティング(強さの基準となる数字)を気にしないのであれば、どれだけラスを取ってもトップで取り戻せる割合なので、攻めて楽しむ傾向が強めの設定にされている。
鳴きや和了のボタンが小さくて、キャンセルとの距離も近いので自動にしておかないと誤操作が多くなりやすい。
牌譜を見たりもできないので麻雀の上達には向かない。コンビ打ちなどの対策もできない。
リーチをしても供託に出した点数表示にならないため、逆転の条件確認などが面倒。
南入り、西入りの延長戦は無し。
強さのランクもマッチング次第ではバラバラなため、初心者入りの卓だと押し引きが無いことが多く、ゼンツ麻雀が多め。三段くらいでも防御意識がまったくない打ち手も少なくない。
卓の環境的には天鳳の一般卓にかなり近いように感じる。