麻雀における偵察の話

対戦相手の戦力を把握するために事前に偵察をする話。

正直、短期決戦の大会などでは殆ど意味がないです。

例えば魂天や天鳳位やトッププロだとしても「当日の運次第」以上も以下もありません。局ごとの配牌や自摸のほうが結果に大きく影響します。当人の実力や打ち方のクセや傾向なんてものよりも、運のほうが圧倒的に強く出ます。

 

とはいえ、ほんのちょっとの差で勝敗が分かれるかもしれないと考えれば手を抜けないのも人の性。それも必要な要素でしょう。

しかし「素人でもプロに勝つのが簡単」な麻雀において、短期決戦の2~3戦なんて実力はほとんど影響しないです。

しないことはないけれど、超上手い人が8局すべてクソ配牌にクソ自摸で、何もできないままハコラスを3戦やってもおかしくないのが麻雀です。

 

そんな運ゲーに実力なんてそうそう出ません。

ゆえに逆に言えば「相手のこと見てきたけど大して強くなかったわ」なんてのもアテになりません。当日その相手がバカヅキしたら間違いなく何もできずにボロ負けします。それが麻雀です。

強さとか弱さを計れないのが運ゲーというものです。

 

「舐めるというのが解らない」という記事でも書きましたが、運ゲーメインの麻雀において、相手がどれだけ弱かったとしてもメンチン配牌で「ロンです24000点」なんてのがあるのが麻雀です。

強いて言うのならば、麻雀を舐めてかかると痛い目を見ます。相手ではないのです。

気を付けるべきは麻雀そのものなのです。

 

だから事前に相手のことを調査しました。強さはこのくらいでした。

でも麻雀は何が起きるか判らないから油断しないようにしよう。というのが正解でしょう。

「相手よえーから全然ヘーキwww」なんてのはワンチャン足元をすくわれます。相手にその力がなかったとしても、麻雀に足をすくわれます。貴方が実力だと思い込んでいる自分の力さえも、ただの運に過ぎないことを忘れてはいけません。