ネット麻雀は数を打つのが正義なこと

ネット麻雀とリアル麻雀*を比較した場合に、ネット麻雀は圧倒的に時間効率がいいと言える。(*雀荘などで打つこと)

半荘で30分もかからない程度でゲームが進行する。

それでも他の遊戯に比べたら時間を取られるのは間違いない。気が付けば朝から打ち始めて夕方や夜になっていることも珍しくない。

 

ランダムな結果を30分かけて得る、こう考えるとろくでもないゲームなのだが、途中にある駆け引きなども楽しめれば気にならない。

単純に段位戦でポイントを稼ぐ作業になると、無心になっていく。ゲームの結果は上振れ/下振れするか運任せになるので、自分は打牌がブレないように正着を打っていくだけになる。(まぁそれがなかなか続かないのだが…)

 

段位戦では切断といったことが起きる。対局を途中で放り出してしまうことである。

マナーとしてはよくないが、私自身は別に相手にこれをやられても何とも思わない。対局に関していえば自分に有利に働くこともあるし、もしかしたら急に用事が入ったのかもしれない。とにかく文句を言ったところでどうにもならない。

 

この切断、あるいはゲームを放棄する行為について「勿体ない、もしかしたら勝てたかもしれないのに」という意見もある。実際にそれはそうだろう。条件次第では逆転できる可能性が残されていることもある。

もしかしたら地和をツモって勝つかもしれない。終局までに何らかの役満手が入ったり、あるいは逆に誰かが役満に振り込んでラス回避できたかもしれない。

 

ただ、まぁ、そんな可能性が如何ほどあるのかと言えば天文学的な数字以下だろう。そんなことが頻繁に起きるのなら苦労しない。ということは対局を放棄してどれだけ損しているかといえば別に損していることなどほとんどないだろう。

その時間で気分転換でもして、次の対局に備えたほうがマシである。

 

・マナーの面では最後まで打つのが最良

もう明らかにラスが確定している状態でも最後まで打ちきるプレイヤーには敬意が湧く。きちんとしていて偉いなと思う。人として立派な行為だ。

だが段位戦を打ち続けているとそういった人の心が無くなっていくのは確かだ。ただ効率だけを追い求めるようになっていく。

というか対人戦だと思うと腹が立つことが多いので、bot戦だと思ったほうがストレスが無くていい。コンピューター相手に手順通り打って偶然負けただけと思ったほうが良い。

 

段位戦はどのような結果であれ、次々に打ったほうが効率は良い。もちろん正着やミスがないかを牌譜検討して次戦に備えるのは必要だが、そうでなければ結果を気にするよりも次に向かったほうがいい。

10戦くらい打った後でトータルがどう変化したか確認するくらいでいい。

 

雑に打ったりして、微差のミスが出たとしても数でカバーできると考えよう。多少の負けが込んでも下振れから上振れに向かうには結局は数を打つしかないのだ。

上位卓になると多少のミスよりも数をこなして上振れを引くほうがトータルでプラスになりやすい。というかプラスになる要素なんて上振れを引く以外に無いのだから他のことを気にしても仕方がないのだ。

 

・微差よりも圧倒的な数

一局内における1000点の収支がどうとかを気にするよりも、ネット麻雀ではどんどん次を打ったほうが効率は上がる。

リアル麻雀であれば一回の対局に一時間かかることもザラである。内容もあるが、セットで4人になるまでに時間がかかることもあるし、誰かがトイレや食事休憩を挟めば中断されることもしばしばだ。(食べながら打つのはお行儀が悪いぞ!やるけど)

 

だからこそリアル麻雀では半荘一回の内容を濃くすることに意味が生まれる。とはいえ、リアルでも先ヅモしたり、先走った行為が横行するのは「結局は試行回数こなすのが良いんだからジャンジャン回せモタモタするな」ということなのだ。

まぁ、このようにリアル麻雀でも効率を追い求めると作法が悪くなるのである。

 

麻雀は運に任せる部分が多いゲームなので、細かい結果よりも数を打ってラッキーを引いたほうが特効薬なのだ。