ゼンツ相手はリーチしないが得

ラス回避麻雀においてゼンツを相手にしたときはリーチをしないほうが得になりやすいと感じるようになった。それもそのはず、こちらが先制を打とうが何をしようが、ゼンツは相手にしないのである。

危険牌を連打して追っかけリーチするためだけに麻雀をやっているような相手だ。押し引きやオリなど存在していない相手。駆け引きなど皆無のゼンツしかない麻雀。そこに「リーチの意味」など存在していないのだ。

「私はテンパってますよ!」と声を上げたところで、バシーン!バシーン!無筋連打!!危険牌連打!!!リーチにゃ!ロンにゃあ!!

 

アホかと。

なんでオーラス親のトップ目が残り数巡からそんな見た目残り一枚のシャボ待ちをリーチするんだ。その字牌シャボを切って終わればトップだろうが。

意味が解らない。

 

以前に「リーチしてから顔を上げる相手は麻雀は上手くない」というコメントを引用したが、ゼンツマンは「リーチしても自分の手牌しか見ていない」のである。河を見て、残りの枚数だとか、点数を見ての押し引きだとか、巡目だとか。

そんなものは全く頭に入っていないのである。

ただアガるだけの麻雀。

 

なんでそんな打ち方で段位戦をやろうと思うんですかね?

CPU戦か遊戯卓でも打ってればよくないですか。

打ち方の基準が違う人間が入るとバランス崩壊して卓が成り立たないんですよ。

 

・・・と、まぁ。そんな苦情を申し上げたところでこれも聞く耳持たれないわけで。

 

・リーチするときは相手を選べ

雀聖や雀豪3あたりならリーチに無理な押しをしてくることは少ないので、打点や形が有利ならリーチは打ち得になやすい。ただ、雀聖でも放銃率15%前後の場合はゼンツマンがたまたまラッキーで昇格しただけのプレイヤーもいるのでアテにしないほうがいい。

そういう人は雀聖でも打ち方が変なことが多い。

 

つくづくラス回避麻雀とは点数を稼ぐゲームではなく、失点をしないゲームだなと理解できる。それでも点を稼ぐことももちろん必要なのだが、そもそも打点や形が有利な時というのはリーチを打たなくても役ありの5200や8000になることが大半だ。

そこで「普通なら」リーチをかけて相手を牽制し、自分のツモ上がりで裏ドラを含めて打点を挙げにいくのだが・・・。

ゼンツマンを相手にしたときは逆にこれが事故の元。

 

役無しの場合にリーチするのは言うまでもないが、ゼンツマン卓(いうても雀魂はもう全卓ゼンツばっかになってるけど)では巷で言われているようなリーチの効果は得られない。

「リーチかぁ困ったなぁ」ではなく、「うーんあと必要なのは5mと8pかぁ~」がゼンツマンの思考である。「お前ひとりで麻雀やってんじゃねえんだぞ」の戦術的典型である。

周りの状況など全く見ていないのだ。

 

それでもリーチの打ち合いなら勝つこともあれば負けることもあるのが麻雀だが、「事故」と書いた通り、気を付ければ防げることは非常に多い。特に雀聖以上の打ち手であれば、牌を選んで切っていればそうそう当たられることはない。

変則待ち(といってもゼンツマンの場合は手順もおかしいので河読みがそもそもアテにならない)や安牌に窮したのでもなければ安全にオリきれるだろう。

だからこそ「役あり聴牌にとったらリーチしない」がゼンツ相手のラス回避麻雀においては事故率を大幅に下げることになる。

 

この結論はすでに得ていたものだが、以前は玉の間以上でもゼンツマンが少なかったからこそリーチが強かったが、雀魂もサービスが長くなったことによって今やどこにでもゼンツマンが湧いている。

こうなると通常の麻雀戦術は意味をなさない。

無論リーチしてくれればオリてくれる相手はいる。そこはリーチに対してどのような打牌をしているかを早い段階で見極められればよい。自分でなくても誰かのリーチに対して危険牌を連打して追っかけたり(しかも打点も無い手)、親のリーチ相手に無筋を連打して形テンだけをとりに行ったり。

 

こういった手合いは要警戒である。

確かに形テンを取ったり、追っかけをすることもあるが、それは安全が比較的に保障されているときや、打点が十分といった条件があってこそである。

「なんでそんな手で危険牌を押した??」という相手がいたらリーチしても効果は無いのだと悟ろう。

 

・リーチ無しは弱気か

まぁ弱気だろう。

だがラス回避麻雀だからそれが正解になるのだ。

弱気だから悪いこともない。そもそも打点があって勝負いけるなら遠慮なくリーチする。ただそのシチュエーションがトップ取り麻雀よりも限定されるというだけだ。

その見極めができるかできないかの話でしかない。

 

役無しのドラ3であるとか、そういったものはリーチに行くことが多いだろう。特に先制であれば打ちやすい。

ただ自分がすでに30000点持ちなら状況によってはツモのみ狙ってもいいくらいだ。

その結果トップを逃したとしても、ラスを回避できればいいのである。

 

一番懸念しなければならないのはアガりのない4着である。

まぁ、その状況になったら自分がゼンツマンになるだけなのだが。

こういうゼンツマンは相手にいても意図は理解できる。黙って見ていても負けてしまうのが判っているから抵抗するしかない。だが3万点もちがオーラスでラス目のリーチに押して点数配りマンと化すのは本当にやってない。

 

ゼンツマンは点数配りマンになった!

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