検索に20年くらい前のMTG(カードゲーム)の個人投稿が出てきて。
「運ゲーの実力」というタイトルだった。
なんか、今更ながらにスゲー的を射てるタイトルだなぁと。
ランダム要素が絡んでくるから。
どんな強者でも絶対に勝てないシチュエーションが巡ってくる。逆にどんな素人でも簡単に勝てるシチュエーションが回ってくることもある。
それでも強者と弱者は分かれるし、ポーカーも100%勝てるゲームじゃないけれど強者はいる。
だから「運ゲーの実力」というのは概念として間違っていない。ただ、突き詰めた結果として大局的に見ても、「実力差は生じない」とはなるんだけど。
特に麻雀の場合は選択肢からの分岐が多すぎて、確率的に正解を選んでもハズれるし、不正解を選んだほうが勝ってしまうことも多々ある。
有利不利でも同じ。不利なほうが勝つことも普通にある。
運ゲーの実力があって、定石を踏んだとして、負けるのも普通。
なので結果として「運ゲー」が主なのは避けられない。
何よりAIにしろ、同じ状態の4人でプレイしても結果に差がつく、というのは完全にランダムな結果を得るだけのゲームという結論が先にある。
言葉遊びになってしまうが、逆に「実力の運ゲー」としてみよう。
何か意味が変わっただろうか?
自分は前後を入れ替えても運ゲーが主のように思えてしまう。
こう考えると印象的にもランダム要素ってやはり人類では現状どうしようもないことなんだなと思う。
実力は運に振り回される。
これが人類の定めなのか。
「運も実力のうち」というのであれば、そもそも分離して考えること自体がナンセンスなのか。だが、再現性の高い実力部分と、再現性の低い運要素を同列に語ることはできない。
「運ゲーの実力」、やはりこっちのほうがまだ何か確立したものがあるように感じる。
統計を学んだり、収支を計算したり、押し引きのケースバイケース。
そういうものがランダムゲーにおける実力になるだろう。
それでも結果が安定しないところが、THEギャンブルって感じだが・・・。