オカルト信仰と根拠のない説の話

麻雀は偶然が起きやすいので、オカルトにこじつけやすい。 これも何度か記事にしているのですが、巷でも「根拠は無いけれど広まっている説」というものは実に多いものです。 後にそれが科学的な検証が為されて「効果なし」と実証されたりね。 ちなみに麻雀業…

戦術の流行り廃りの話

麻雀の選択というのはいつも言っているように「どれも当たりもすればハズレもする」というものだ。 スタイルひとつとっても、リーチ型が上手くいくこともあれば、副露型が上手くいくこともあるし、手役型が上手くいくこともある。 それは結果としてどれもあ…

基礎の話

私がゲーム制作を学んでいた頃の成果物を時系列で見ると、「予備動作」という概念を知ってから急にアニメーションがマシになっている。 「こうすれば必ずうまくいく」は詐欺だが、「これをすれば必ずマシになる」というテクニックはあるね。それを基礎という…

入り込みすぎる話

麻雀に限らず将棋や囲碁などでもあるヒューマンエラーの一手。 Mリーグでも別の牌を切ってリーチをかけてノーテンリーチにしてしまうなど、人為的なミスは稀に起きる。 ネット麻雀でも同じような打牌ミスは度々発生する。エイムミスのような打牌ではなく、自…

ミスと裏目は違う話

よく言っている「20%と30%の選択なら、どちらも当たりもすればハズレもする」という話。 これが「裏目」の話で、「ミス」の話は6789から、特に理由なく6を切って赤5の受け入れを消してしまった、といった類のものだろう。 これも麻雀のようなランダム…

運ゲーの実力という話

検索に20年くらい前のMTG(カードゲーム)の個人投稿が出てきて。 「運ゲーの実力」というタイトルだった。 なんか、今更ながらにスゲー的を射てるタイトルだなぁと。 麻雀やMTGはそりゃ運ゲーなんすよ。 ランダム要素が絡んでくるから。 どんな強者でも絶対…

確率のゲームとかサムライの話とか

麻雀は確率ゲー。といえば聞こえは良いが、要は運ゲーである。 20%、30%、40%の選択肢があるとして、40%を選び続けても20%、30%のほうが当たってハズレを引き続けることもある。 それが得で当然の選択だとしても勝てないことがある。 そこも含めて楽し…

麻雀の第一線って何処にいったのか話

ここのところMリーグでは打牌のミスというか、手順のミスが連発されていて、新選手だけじゃなく、既存の選手でもグダグダな手順を踏んで運だけで自模り直してラッキー和了したり。 まぁそれも麻雀ではあるけど、それよりも上手い手順でしっかり打っている側…

一色麻雀の話

現在、麻雀アプリの『麻雀一番街』でアニメ『リコリス・リコイル』のコラボが来ているのだが、そのイベント卓のひとつとして「一色麻雀」が登場している。 麻雀を使った遊びとしては『バンブー麻雀』が有名だろう。 基本的に一対一で、先手(親)と後手(子…

ひょっこり自摸だけで大トップの話

麻雀が運ゲーの逸話。ひょっこりツモ。 危険牌や孤立牌を抱えてしまい、単騎や役無し聴牌のときにひょっこり自摸のみでアガれてしまう現象。 今回、自分の上家が延々とこれでアガれてしまい、最終的には5万点トップに・・・。 危険牌を止めて聴牌を取ったと…

麻雀マジ運ゲーだなと感じる話

初心者3人と卓を囲む機会があったのですが、まぁ3人とも初心者らしく終盤まで聴牌しないし、ダイミンカンや役無しで意味のない鳴きを入れるし。それは結構なので打ち方を覚えてもらおうと盤面を進める。 自分は平で打っていたんですが、これがまったく手が…

非効率打牌おじさん麻雀?の話

先日、ちょっとした動画で某Mリーガーの打牌が「非効率的で意味が分からない」という指摘が相次いだもの。 他のMリーガーが牌譜検討のときに打牌を見ても「んん? なにこれ」となって、「(こういう打牌する人には)絶対に負けなくない」と発言させるほど。 …

それは安いほうに振り込んでくれよの話

最終的にバカヅキの親が八万点近くでトップになった半荘。 まだ平場のときに親が副露して、自分も併せて副露して聴牌。親の現物。 役牌のみの1000点だが、とりあえずかわして親の連荘を阻止したかった。 ところがどっこい、自分の上家がオレの現物やスジを切…

和了できないときの着順とMリーガーの打牌の話

和了無しやアガり放棄の場合、着順はまず 3~4着のいずれかになる。 失点無しで2着になれるチャンスがあるのは、トップ目がダントツで残り3人が1万点付近で争っているとき。そのときに振り込みやリーチ棒の提出を控えることで、アガりがなくても着順を上げた…

改めてオリ基準の麻雀の話

マジで全部オリてばっかで全然おもしろくない。 「近藤誠一みたいな打ち手は半荘でチャンスが1~2回あれば良いほう」なんて言われるが、本当にそう。 上振れのときはチャンス手だってバンバン入るけど、下振れのときは5半荘も6半荘もオリているだけだった…

満貫縛りでプレイしてみた話

満貫が狙える手牌以外はオリ重視で試しに打ってみたのですが。 まぁ、ラス回避麻雀の守備重視に近い打牌。 アガれる配牌と自摸は殆ど無し。 3半荘ノー和了でした。(運良く他家の放銃が多く、自模られが少なかったのでラスも無かった) そもそも手牌で満貫が…

ギャンブル映画

映画の中にはギャンブル自体をテーマとして取り上げたものもあれば、シーンや演出として登場することもある。 ワンシーンの演出で好きなものは『ロック・ストック・トゥー・スモーキング・バレルズ』の3カードポーカー。 主人公は四人の若者。そのうちの一…

ネット麻雀の目無し問題

いわゆる「回線切り」によるプレイ放棄。 逆転条件が無くなり打ってもしょうがないので回線切りしてしまう問題。 以前も書きましたが私は別に気にしない派です。 そもそも回線切りが生じるような卓で、その人ひとりがいなくなったところで順位に変動が起きる…

AIやTASで学ぶ最適解

少し前に話したRTA、色々と見続けているとTAS(CPUが最適解で行うRTA)の行動をコピーしている走者が結構でてきていて、そういった人たちが世界記録を塗り替えている。 まぁ発想としてはわかる。いわゆる「状況再現(ゲーム内において特定の条件を満たしたと…

神域の応援はVファンがやれという話

「神域の応援はVファンがやれ」って、お前それメチャクチャ当たり前の話やん。って思うでしょう。 しかし、ここ数日もやもやと考えていたことの結論に近いものが出たので忘備録的に書いておこうかと。 結論から言えば「麻雀を知らない人が応援するのが一番良…

勝てるのも気のせいの話

だいぶ前に「段位で急に勝てなくなったというのは、実力不足などではなく単なる気のせいだ」という記事を書いた。 実際には、上級卓へ行くことで回りの打牌ミスが無くなり、配牌と自摸次第の運ゲーが加速してクジ引き勝負になることで、以前の卓よりも勝率が…

SNSが個人空間な話

神域リーグでのコメントの話題について続きというか。 過去にこれとは別件で「個人がインターネットをどのように扱っているか」を調査したことがあります。 結果として、一定数はインターネットを「個人空間」だと思っている人たちがいます。 つまり、SNSな…

振り込みがあるから負けているわけではない話

直近の何戦かで下振れが続いているのですが、リーチ後の振り込みなどは確かに増えてはいるものの、成績としては「振り込んでいるから負けている」というよりも「和了が無いから負けている」という状況。 東場で7700点を振り込んでも、その後に12000点…、なん…

RTAにあるギャンブル要素

今更ながらにRTA Japanの配信にハマって見ているのですが、思った以上に博打が多いというか、博打するのが普通なんですね。 「ここの壁抜けできる確率が45%くらいなんで、常に成功はしないんですけど、タイムロスは少ないので一度は狙っておきます」「無理…

コメント治安と指示厨の話

youtu.be 神域リーグやV麻雀配信のコメント欄について渋川難波がリーグ戦終了と共にまたいくつか指摘していたのですが、主催の天開司も「批判的なコメントは必要ない」というスタンスを表明していたので判りやすい線引きができていたとも言える。 それでも配…

神域リーグが終わってからの話

先日、インターネット上のVtuber達が集まって行われる麻雀リーグ戦「神域リーグ」が終演を迎え、大団円となったわけだが。 もうリーグ戦自体は文句の付けようのないぐらい盛況で。同時再生数も凄いし、トレンド入りは当たり前だし、もはやこれが天開司の個人…

勝又健志の分析が面白かった話

とつげき東北チームの統計学、それを元にした麻雀AI・NAGAの登場など、ネット麻雀において躍進的なここ10数年。 それを基準として判断する人も増えているだろうが、ひとつ忘れてはならないのがこれらのデータは「天鳳をベースにした統計」という事実だ。 つ…

運ゲーでマウントとる話

麻雀の選択というのは常に言っているように10%、20%、30%、40%のクジ引きみたいなもので、どれも当たるしハズレもする。 結果だけでなく、経過も含めて40%を取るべきところを何の意識もなく、10%のほうを選択してしまったというのならミスになる。 それでも…

放銃は必ずしも失敗じゃない話

Youtubeのオススメをだらだらと見ていたら「放銃しない牌はどれだ!? 一枚だけ失敗しない牌がある」みたいなサムネがあって。 放銃=失敗という、この書き出しは麻雀が強い人なら間違いだと気付くと思います。 プロの講座などでも「手順的に正解を選んだの…

運は変えられない話と人のサガ

良いときと悪いときで差がハッキリでるのが「放銃率」「リーチ和了率」だなぁ、と。数字の変化を気休めという人もいるのですが、自分としてはもうあからさまにこの2つが悪いときは駄目です。(まぁわかったところでどうにもならん、という意味では気休めにし…